先週は「新橋演舞場」に行っていたから。
歌舞伎座に来ると、何だかホームに戻ってきた気がする。
そこまでのベテランではないのだけれど(^^;
座席はもう・・・決まってる。
いつもの所だ。
先週の新橋体験があるからわかる。
歌舞伎座の座席の快適さ(#^^#)
やっぱり新しい分、改良されてるのかな?
義経腰越状 ~五斗三番叟~
(よしつねこしごえじょう)
◆ 配役 ◆
五斗兵衛盛次 松本 白鷗 (高麗屋)
九郎判官義経 中村 芝翫 (成駒屋)
亀井六郎 市川猿之助 (澤瀉屋)
伊達次郎 市川男女蔵 (瀧野屋)
錦戸太郎 松本 錦吾 (高麗屋)
泉三郎忠衡 中村 歌六 (播磨屋)
この予習記事はコチラ。
これはもう・・・大の酒好き五斗兵衛を、面白おかしく巧みに演じる白鷗のワンマンショー的な演目だ。徐々に酔いが回る五斗兵衛の様子や、酔いながらも三番叟的に舞うように、向かってくる奴たちを巧みにいなす歌舞伎的酔拳(?)を、あまり深く考えずに楽しむ(≧◇≦)
こういう理解でよいだろうか?
・・・・・。
澤瀉十種の内 連獅子
(れんじし)
◆ 配役 ◆
狂言師右近/親獅子の精 市川猿之助(澤瀉屋)
狂言師左近/子獅子の精 市川 團子(澤瀉屋)
11月に観た高麗屋の連獅子にも感動したけれど、今回の獅子たちも・・・とっても良かった(*´▽`*)
まず、同じ連獅子と言っても結構違いがあるというのは発見だ。繰り返しになるけれど、どちらも実にイイ( ̄▽ ̄)
猿之助もやっぱり素晴らしいし・・・。
単に華があるというだけでなく、巧いというだけでもなく、作品の理解が深いのか?・・・なんとも惹きつけられる。
そして、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の、あの「ワカタケル」が・・・すっかり立派になって・・・オジサンは・・・嬉しいよ!
團子くん(≧◇≦)
ま、それはそれとして。
役者さんを変えて、同じ演目を再び見るというのが初めての私たち。作品への理解が深まっているというのもあって、一回目よりも色々と細かな所にも目が届き、より一層楽しめた。
前シテの親獅子が子獅子を谷へ落とすシーンなんかも、先の展開をよ~く知っているものだから、こういう(↓)見方になる。
疲れて座り込んでしまう子獅子を、團子はどう演じる?
来るぞ!・・・来るぞ!・・・来たぁ~!
おぉ、かわいらしい(*’ω’*)
みたいな感じだ。
いやぁ、歌舞伎って・・・本当にイイもんですね(*’▽’)
ともかく、若いって・・・素晴らしい!
今後が楽しみな市川團子くんでした。
正月にEテレで少し観たヤツからもすごく良くなってる。若者の成長ってスゴイ\(◎o◎)/!
鰯賣戀曳網
(いわしうりこいのひきあみ)
◆ 配役 ◆
鰯賈猿源氏 中村勘九郎(中村屋)
傾城蛍火 中村七之助(中村屋)
海老名なあみだぶつ 中村 東蔵(加賀屋)
博労六郎左衛門 市川男女蔵(瀧野屋)
庭男/藪熊次郎太 中村種之助(播磨屋)
正直・・・見るまでは、あまり期待していなかった(ゴメンナサイ)。だけれど、実際に観てみると・・・コレ、イイですなぁ(*’▽’)
ほのぼのとした空気感と、なんだか憎めない猿源氏のキャラクター。
御伽草子を下敷きに、三島由紀夫先生が書いたストーリーも、実に平和で安心して見ていられる。
ドキドキハラハラではないけれど、退屈するのでもないから、本がイイとか、役者がイイとか・・・そういうことだろう。
無邪気にカワイイ猿源氏が声を張る。
「伊勢の国に阿漕ヶ浦の猿源氏が鰯こえ~ぃ」
おとぎの世界で、幸せな心持ちに浸った(*’ω’*)
詳しいストーリーを書いた予習用の記事はコチラ。