スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」

スーパー歌舞伎を・・・シネマ歌舞伎で見た。
歌舞伎の舞台公演を撮影&編集しスクリーンで上映するわけね(^^♪

近頃、夫婦揃って歌舞伎にハマっている。
そんなワタシたちとしては、このスーパー歌舞伎なるものがどうなのか・・・結構気になる。

気にはなるのだが、いきなり新橋の演舞場へ赴くには、ちょっとだけ抵抗がある。
歌舞伎とは似て非なるもので全く興味持てなかったら・・・と(*_*;

そんな中で見つけたシネマ歌舞伎だった。

スーパー歌舞伎ヤマトタケル

スーパー歌舞伎の原点。
まさに・・・今観るにふさわしい作品だ。

スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」

【作品概要】
上演:2012年6月(初演は先代猿之助で昭和61年)
劇場:新橋演舞場
シネマ歌舞伎公開日:2013年9月28日
上映時間:220分

【配役】
大碓命(おおうすのみこと):市川 猿之助
小碓命(おうすのみこと)/ヤマトタケル:市川 猿之助
帝(すめらみこと):市川 中車
タケヒコ:市川 右團次
ワカタケル:市川 團子

【作品紹介】
哲学者で歌舞伎に関する著書も多い 梅原猛さんが、三代目市川猿之助(二代目猿翁)のために書き下ろした作品。
ヤマトタケルの生涯を描いたこの作品は、昭和六十一年に初演され、スーパー歌舞伎という新ジャンルを築き上げた。

新橋演舞場での、猿之助の二代目市川猿翁、亀治郎の四代目市川猿之助、香川照之の九代目市川中車 襲名口上あり。
中車の子息 五代目市川團子の初舞台。

シネマ歌舞伎

シネマ歌舞伎・・・いったいどうなの?

期待半分・・・いや、がっかりするのでは?・・・という気持ちの方が大きかっただろうか。
そんな複雑な思いで、松竹系のシネコン「MOVIX」へ足を運んだワタシたち。

今回は、初シネマ歌舞伎
そして、初スーパー歌舞伎・・・初尽くしだ。

まず最初に思ったこと。

座席が・・・快適だ!
シネコン・・・居心地イイですよね(^^♪

で、作品を見るのも・・・だ!
楽であることが、必ずしもベストではないと思うのだけれど、これはシネマ歌舞伎の一つの価値だろうと思った。

プロが編集した映像は、やはりイイ場面、イイカット割り・・・確実にポイントを押さえている。スクリーンを見ていれば、見どころを外すことはない。
その点、生の歌舞伎は色々と真剣勝負だ。
それがまたイイんだけれど(≧▽≦)

初めにあった襲名の口上なんかも、ド~ンッ!とアップの猿之助。
双眼鏡なくて大丈夫だし(^^♪

そういう、まさにシネマ的にリラックスして楽しめるのがシネマ歌舞伎の良さだろう。
その分、一期一会のライブという緊張感はないけれど。

有りか無しか?

ワタシは・・・有りだ!
ライブの歌舞伎も、もちろん有りだ( `ー´)ノ

スーパー歌舞伎

結論から言おう。

スーパー歌舞伎・・・これも、有りだ!
少なくとも「ヤマトタケル」・・・実にイイ。

初心者ながら、歌舞伎の魅力にヤラレているワタシたち夫婦。
スーパー歌舞伎Ⅱワンピースなんかも話に聞くものだから、実際にこのヤマトタケルを観るまでは、ちょっと懐疑的な部分もあった。

スーパー歌舞伎とは、果たして歌舞伎なのか?

・・・・・。

安心してください。
歌舞伎ですよ!

スーパー歌舞伎は、確かにスーパーな歌舞伎だ。

何がスーパーか?

ワタシが思うに・・・スーパーに派手だ。

そして、スーパーに大掛かり。

京劇のような豪華絢爛でキラキラの衣装やメイク。
舞台装置のスケールも・・・どデカい。

歌舞伎の美意識とは、また少し違ったがある。

見得ツケ打ち

そういう歌舞伎の技法を土台に据えた演出が、歌舞伎とは異なりつつも、このスーパー歌舞伎を歌舞伎たらしめているようだ。

現代語劇という点も、歌舞伎ファンならずとも楽しめて良いのかなぁ・・・と(≧▽≦)

今、歌舞伎に様々新しい潮流が生まれている。
・・・・・と思う(・・?

それらにも大きな期待を抱かせる
スーパー歌舞伎ヤマトタケル だった。
シネマ・・・だけど・・・(^-^;