スタイリッシュな空間で、日本料理を(≧◇≦)
(勝手におすすめ食堂/千葉県千葉市)
TEL: 043-445-8886
TEL:080-3084-9290(予約専用)
千葉県千葉市中央区登戸1-6-14
『貝渕卓也』という名の日本料理店。
カウンター10席のみのお店だ。
完全予約制というわけではないが、予約の上訪問するのが無難だろう。
まず、エントランスが独特にカッコイイ。
お店の場所は勿論わかっているのだが。
それでも入口がわからない・・・そんな佇まい(↑)。
目を凝らし“取っ手”を見つけ、中へ入ると・・・そこにもまた扉が(◎_◎)
暖簾に「貝渕卓也」。
何というか・・・色々とカッコいい(^_-)-☆
料理は一本!
こだわりの懐石のみだ。
旬の素材で、月毎に構成を変えるようだ。
【弥生のお料理】
▨前菜
・蛍烏賊とうるい コチュジャン酢味噌
・水蛸桜煮
・唐墨もち
・グリーンピースとマイクロトマト
・おから春菊
・チーズ西京焼
▨御椀
・桜鯛の潮汁(小蕪,フグ白子)
▨造里
・桜鯛の昆布〆
・卵と肝
・春キャベツ,新玉葱,金柑
・南高梅のドレッシングで
▨蒸物
・蛤の茶椀むし
・湯葉,銀杏,生姜
▨冷鉢
・あわび
・蚕豆
・菜の花
・のびる
・松の実
・生海苔
・雲丹
▨強肴
・熊本牛の炭火焼
・竹の子
・南瓜
・ブロッコリー
・蕗みそソースで
▨食事
・白魚と蕨の釜飯
・赤出汁と香の物
▨デザート
・葛いちご
・練乳アイス
・桜の小枝を添えて
期待が膨らむo(^o^)o
きっと、その期待が裏切られることは、ないだろう。
入店し、思わず「わぁ~( ´∀` )」となるような設え。
こういう感性を持つ店主に、粗相などあり得ない。
・・・多分。
今日は、グラスワイン(白)ではじめよう。
前菜やっぱり前菜は、こうあって欲しい。
料理は味がすべてだと言う者がいる・・・?
そんなことあるものか。
どうだろう?
見ただけでそのビジュアルに心踊る(*≧∀≦*)
軽く温めた餅といただく唐墨の絶妙な塩味。
おから春菊の清々しい香り。
チーズ西京焼きは香ばしく、濃厚だ。
マイクロトマト。
なんと可愛らしい(^_^)
この辺りの食材のチョイスにも、店主の料理に対する姿勢が見えてくる。
その発想の豊かさと創造性に、確かな技術が加わる。
コレ(↑)・・・出汁も旨い(^^♪
御椀
先程のマイクロトマトに使われていた出汁で、すでに旨いことは確定している。
桜鯛の潮汁には、小蕪と河豚の白子。
ふわトロで濃厚な白子は、炙り目香ばしく堪らない。
蕪の柔らかさも・・・最強だ。
おかわりは知多をハイボールで。
ハイボールには最適のグレーン「知多」。
まぁ、これは完全にワタシの勝手な好みだけれど。
そして、このグラスが・・・また、イイ(≧◇≦)
職人さんのハンドメイドで、極薄のグラスで飲むハイボールは、いつもより口当たりが良いような?
氷の奏でる音もイイ(^^♪
お造里
こういうお造りは、初めてだった。
桜鯛の昆布〆・・・これは解る。
その左に添えられている卵と肝・・・これもまぁ。
そこに、春キャベツと新玉葱。
そして・・・金柑だ!
南高梅のドレッシングでいただくお造り。
ホントに楽しい!
次のハイボールはイチローズモルト。
蒸物
蛤の茶椀むし。
具は、蛤もさることながら、湯葉と銀杏が名脇役として、イイ働きをする。
かみしめて、たまに香り立つ生姜も素晴らしい。
冷鉢
上質の出汁をジュレで。
鮑、蚕豆、菜の花、のびる、松の実、生海苔、雲丹。
いやぁ・・・宝石箱や~(*´▽`*)
そして再び知多ハイ。
「もうそれで終わりにしなさい!」と妻からの命令下る(T_T)
強肴
炭火で焼いた熊本牛。
竹の子、南瓜、ブロッコリーと共に蕗みそソースで。
このオシャレな厨房には、炭火焼用のかまども特注で設えてある。
食事
白魚と蕨の釜飯 、赤出汁と香の物。
※食べきれなかった分をおむすび(↓)に(^_^)
これは、帰宅後の自宅で撮影。
デザート
葛いちごと練乳アイス。
桜の小枝を添えてあるあたり・・・(*^^)v
葛苺の上にあるのは、ベビーキウイというらしい。
食材のチョイス、美しい盛りつけ、ステキなお店の設え・・・全てにおいて、少しずつ期待の上をいく。
とは言っても、やり過ぎず、さり気ない。
この自然体が、実にステキだ。
胸を張っておススメできる佳店だ(≧◇≦)
季節ごとに、あるいは月ごとに、伺いたい。
月が替われば、メニューも変わる。
それでも、この料理たちに宿るご主人の“料理への姿勢”を見れば、安心だ。
間違いないだろう。
ファサードが、はす向かいの『たかおか』さんと似ているので聞くと、姉妹店とのこと。
“鮨”と“日本料理”。
どちらも実に良いお店だ。
さて、どちらを選んだものか?
この選択・・・たやすくはないゾ(。´・ω・)?
ちょっと気になることがある。
最初の前菜用スプーンは、柄が右を向いた状態で提供された。
これは勿論普通なのだけど、それ以降の茶碗蒸しや冷鉢では、柄が左を向いていた。
(妻のは右向きのままだ。)
きっと、これ・・・偶然ではないのだろうなぁ?
ワタシは変則的な左利きで、箸は右手だがスプーンは左手で持つ。
はじめの前菜で、気づいて・・・なのか?
きっと、そういうことなのだろう。
ちょっと鳥肌ものだ<m(__)m>
そういう店主の、そういう店なのだ(≧◇≦)