近頃は、「新橋演舞場」とか「国立劇場」とか「MOVIX」でシネマ歌舞伎とか、いろいろと忙しい・・・いや、楽しい( ̄▽ ̄)
今日はホーム(?)の歌舞伎座。
座席もいつものところね(*´ω`*)
価格がお手頃で、花道がバッチリ見えるココ(↑)。
以前、勧進帳のラストで花道がまったく見えずに泣いたのが・・・いささかトラウマになってる(T_T)
菅原伝授手習鑑
(すがわらでんじゅてならいかがみ)
今回は・・・「オンリー菅原」。
かつて「寺子屋」で鬼平・・・いや、吉右衛門さんの松王丸に涙して以来、こんな公演を待っていた( *´艸`)
▨菅原伝授手習鑑:初段
「加茂堤」「筆法伝授」など
▨菅原伝授手習鑑:二段目
「道明寺」を中心に
▨菅原伝授手習鑑:三から五段目
「車曳」「賀の祝」「寺子屋」とか
▨クローズアップ「寺子屋」
ストーリーの予習は万全だ。
今日の公演は、コノ中(↑)の「加茂堤」「筆法伝授」「道明寺」を。
◆ 配役 ◆
菅丞相 片岡仁左衛門 (松嶋屋)
桜丸/奴宅内 中村 勘九郎 (中村屋)
斎世親王 中村 米吉 (播磨屋)
苅屋姫 片岡 千之助 (松嶋屋)
腰元勝野 中村 莟玉 (高砂屋)
梅王丸 中村 橋之助 (成駒屋)
覚寿 坂東 玉三郎(大和屋)
で・・・・・。
良かったか?・・・と問われれば・・・。
率直に言って、そこまででは・・・。
ダメということでもないのだけれど(^-^;
そもそもストーリーの盛り上がりがなぁ・・・。
そんな中っ!
おぉ~!
千之助くんの「苅屋姫」。
何と言うか「華」があるなぁ・・・と。
男だとわかってても見入ってしまう可愛らしさ!
今はまだ、ビジュアル先行な印象だけれど(完全に個人的な見解です)、今後が実に楽しみだ( *´艸`)
莟玉くんの演じる腰元勝野ちゃんも愛らしいし、なんだか女子祭(おなごまつり)の風情だ。「道明寺」には玉三郎さんも登場するしなぁ・・・と思っていたら・・・。
そうだよなぁ・・・「覚寿」役だったよなぁ・・・と。
「三婆」・・・だものなぁ(^-^;
という勝手な期待と自爆(?)に、心の中でふっと苦笑していたワタシ(^-^;
こんなのも、ちょっとおもしろかったかも(^^)/
それからそれから・・・「筆法伝授」での、菅秀才の可愛らしさと言ったら(*´ω`*)
誰だ?・・・と思って調べてみたら、「石田ゆうま」くん。劇団ひまわりの子だという。
ちょっと意外だった(=゚ω゚)ノ
「たーのーんーだーぞーー。うーめーおーー。」
あの歌舞伎独特の棒読み的な可愛らしさを、しっかりと出せていた。
劇団の練習生って、器用なのね。
ともかく可愛らしい菅秀才でした(*´ω`*)
「菅丞相の神々しさ」・・・への期待も膨らんでいたけれど、ワタシ程度のレベルでは、その味わいを感じ取るに、まだ早かったのかもしれない。
今回の歌舞伎座は、いろいろな「かわいらしさ」を楽しんだ公演だった。この後に、ニューハーフのショーが人気の店を予約して、また一味違ったかわいらしさも良かったけれど、それは・・・また・・・別のお話・・・。
菅原伝授手習鑑・・・次は「明治座」で、「車曳」。
待ち遠しい( ̄▽ ̄)