“洋”の顔をチラリと見せる本格派“日本料理”。
(勝手におすすめ食堂/宮城県仙台市)
TEL:022-797-7668
宮城県仙台市青葉区片平1-1-18バレンタインハウス1F
■至福■★★★★★
“蔵”の趣をもつ白漆喰風の外壁に、洋風の二枚扉。その画像を眼にした瞬間、ぐっと惹き付けられた。
旅行中の食事に思いを馳せ、調べを進めていたのは、2ヶ月程も前のことだろうか。
『日本料理 e.(イーピリオド)』
真鍮の持ち手が映える二枚扉は、日本料理に“+α”の付加価値を期待させる。
ちらりと見せる“洋”の顔は、奇をてらうというでなく、“調和”と呼ぶのが相応しい。
こちらは完全予約制。
名を告げ、ゆったりと落ち着いたカウンターへ案内される。
前には、ナイフやフォークなどもセッティングされている。
二枚扉は、やはりダテじゃない……いや、ここは仙台……良い意味で“伊達”なのかもしれない。
期待も高まり……今日は水割りでランチをスタートしよう(^^)/\(^^)
料理は“おまかせ”のコースのみ。
こだわりの皿をいただくo(^o^)o
◻️湯葉,百合根,イクラの先付け
◻️ラ・フランスの白和えwithマスカット,無花果
◻️菊と蓮根饅頭のお椀
◻️鮃と縞鯵のお造り
◻️鮭の柚香焼き
◻️子持ち鮎と蕪の煮物
◻️ほろほろ鳥のグリル
◻️銀杏,キノコ,三つ葉の炊き込みご飯
◻️アイスクリームと果物(柿,巨峰,キウイ)
ラ・フランスの白和え。
豆腐と胡麻とラ・フランス……香ばしさと爽やかさが共に薫り立つ。
味と器と素材選択の斬新さ……このお店を予約して、ホントによかったとしみじみ。
お椀の塩梅も……イイ(*≧∀≦*)
お椀は多少塩辛くても仕方なし……そんな諦めの境地に手が届きそうな昨今だが、こちらのお椀は出汁も塩梅も実によかった。
菊の花弁も目に美しいし、蓮根饅頭の歯触りも面白い。個人的には、白身の魚なんかの方が、より吸い口が生きるように思ったりもするのだけれど、魚ではワンパターンの凡庸な印象になってしまうかもなぁ……とか考えると、やっぱり納得の椀だ。
出汁が良いから、“蕪”の煮物も旨い(*≧∀≦*)
これは本当に『おかわり』をお願いしたかった。
途中シャンパンをいただき、ほろ酔い少し手前の素敵なランチとなった。
お店のかたの接客も本当にあたたかく、食べきれなかった炊き込みご飯を“おむすび”にして持たせてくれたり、心遣いもとっても嬉しい。
季節毎に通いたい佳店だ。
新幹線で、たったの…2時間…………だ(>_<)