『ほ・め・る』
子供は褒めるに限る。
褒める子の方が伸びる。
けなすより、褒める方がいいに決まっているが、これがなかなかに難しい。
以前、雑誌か何かで見たアンケートでこのようなものがあった。
日頃の『わが子への褒め言葉』で多いのが『いい子ね』『上手ね』『よく頑張ったね』だそうである。
ある子育て講座の講師によると、『これ以外の言葉で褒めてみましょう』と提案すると、困ってしまう大人が実に多いらしい。
ある子育て講座の講師によると、『これ以外の言葉で褒めてみましょう』と提案すると、困ってしまう大人が実に多いらしい。
また、ある書物によれば、『いい子』という表現について、手のかからない子、逆らわない子、従順な子。つまり大人の思い通りになってくれる『都合のいい子』に対して用いられるケースが多いらしい。子どもたちの側からすると、そうした『いい子』でいつもあろうとすることは重圧になる。そのストレスを弱い者にぶつけたりする。
さらに、『上手』は『うまくできること』に価値を置きすぎているきらいがあり、多用しすぎると『下手でも失敗してもいいから、まずやってみよう』という意欲が薄れるのだという。
やはり、実に難しい。
『正しい褒め方』のマニュアルはない。
が、まずは子供たちとまっすぐに向き合い、その子の個性を見つけて褒める。
子どもたちのあるがままを慈しみ、肯定することから始めて行こうと思う。