困ったときの失業保険
会社を辞めるケースはいろいろあるけれど、いずれにしても、それまで自動的?に毎月振り込まれていた給料がなくなるというのは、やっぱり不安なことですよね。
そんなとき、とてもありがたい失業保険。
雇用保険の被保険者だったなら受け取れる可能性は・・・ありますよね。
そんな失業保険ですが、あなたが失業したときにいったいいくらもらえるの?
この質問にきちんと答えられる人は、案外少ないのではないでしょうか?
想像していたよりたくさんもらえた・・・というのならまだしも、えっ!たったのこれっぽっち!?なんてことになったら大変です(そしてコッチのパターンの方がたぶん多いです)。
そんなことにならないように「失業手当の受給額計算機」を作りました。
正確な金額を把握して、きちんと備えましょう。
受給額計算機。
まずは計算機。
失業給付の簡単な説明や、この計算機のコードなんかは後ろに載せていますので、興味があれば見てやってください。
この記事の下の方でも書いてますが、上限額は毎年8月1日に見直しが行われます。
(現在、この計算機は2021年8月1日に改定された上限額に対応しています)
計算機はコチラから。
失業手当申請の流れ
まずは、失業手当を受給するまでの流れをまとめておきます。
※ここでは「受給資格」がある前提で話を進めます。
1,離職証明書と離職票を受け取る
離職すると、離職証明書と離職票が発行されます(離職票は1と2の2つ)。失業手当の受給にはこの離職票が必要です。
2,ハローワークへ行く
離職票を会社から受け取ったら、居住地を管轄するハローワークへ行きます。求職の申し込みはどこのハローワークでもできますが、失業給付の申請は管轄のハローワークでなければいけません。
・離職票(1、2の両方とも必要です)
・個人番号確認書類(マイナンバーカードや通知書)
・身分証明書
・写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
・印鑑
・本人名義の預金口座
ここでやることは2つ。
①求職の申し込み ②失業給付の手続き
3,雇用保険受給者説明会に出席する
失業手当受給資格者を対象とした「雇用保険受給者説明会」に出席します。ここで失業手当の受給に必要な「雇用保険受給資格者証」をもらえます。
4,失業認定日に求職活動の報告をする
失業手当は、当然ながら「失業中」で、なおかつ「求職活動」をちゃんとしている人に給付されるものです。なので受給するには4週に一度の「認定日」に求職活動の報告をして失業の認定を受ける必要があります。
失業が認定されると、指定の口座に失業手当が振り込まれます。
基本手当とは?
いわゆる失業保険ですが、正式には「雇用保険の失業等給付」といいます。失業手当がいくらもらえるかは、雇用保険の被保険者だった期間と年齢、過去6ヶ月間にもらった給料で決まります。
直近6ヶ月の給料から賃金日額を計算して、その日額に給付率を掛けた金額が基本手当日額になります。基本手当日額に給付日数を掛けた金額が、「最大受給できる失業手当の総額」です。
失業手当を受給できる期間は、雇用保険に加入していた期間と離職理由で決まります。
少し詳しく話すと・・・
こういうことになります。
この給付率は80~50%にわかれていて、賃金日額が高い人ほど給付率が低くなるように設定されています。この給付率の計算が少しだけ複雑なので、ここで「計算機」の出番となります。
また、基本手当日額には上限額があり、年齢によって決められています(この金額は毎年8月1日に改定されます)。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>失業保険計算機</title>
</head>
<body>
<script>
function Calc(){
let max_array = [13630, 15140, 15140, 16670, 15890, 13630 ] ;
let max_array2 = [6760, 7510, 7510, 8265, 7096, 6760 ] ;
let min = 2061 ;
let days_array = [[["--", 90],[90, 90],[90, 120],[120, 180],["--", "--"]],
[["--", 90],[90, 120],[90, 180],[120, 210],[150, 240]],
[["--", 90],[90, 150],[90, 180],[120, 240],[150, 270]],
[["--", 90],[90, 180],[90, 240],[120, 270],[150, 330]],
[["--", 90],[90, 150],[90, 180],[120, 210],[150, 240]],
[["(一括)30","(一括)30"],["(一括)50","(一括)50"],["(一括)50","(一括)50"],["(一括)50","(一括)50"],["(一括)50","(一括)50"]]] ;
let age = Number(Insurance.Age.value) ;
let period = Number(Insurance.Period.value) ;
let w = Number(Insurance.Salary.value)/180 ;
if (w>max_array[age]) {w=max_array[age]};
let daysA = days_array[age][period][0]
let daysB = days_array[age][period][1]
let moneyA = Math.floor(w*0.8-0.3*((w-5010)/7320)*w) ;
let moneyB = Math.floor(w*0.8-0.35*((w-5010)/6080)*w) ;
let moneyC = Math.floor(w*0.05+4436) ;
let money ;
if (w<5010){money=w*0.8;}
else if (w>=5010 && w<=12330){money=moneyA;}
else if (w>12330){money=w*0.5;}
if (money>max_array2[age]){money=max_array2[age];}
if (age==4){
if (w<5010){money=w*0.8;}
else if (w>=5010 && w<=11090){money=Math.min(moneyB, moneyC);}
else if (w>11090){money=w*0.45;}
if (money>max_array2[age]){money=max_array2[age];}
}
if (money<min) {money = min ;}
alert("基本手当日額:" + money + "円\n" + "(30日換算:" + money*30 + "円)\n" + "給付可能日数(優遇措置のない退職):" + daysA + "日\n" + "給付可能日数(優遇措置ありの退職):" + daysB + "日\n") ;
}
</script>
<form name="Insurance"><span style="color: #0000ff; font-size: inherit;">離職日時点での年齢は?</span><br /><select name="Age">
<option value="0">30歳未満</option>
<option value="1">30歳以上35歳未満</option>
<option value="2">35歳以上45歳未満</option>
<option value="3">45歳以上60歳未満</option>
<option value="4">60歳以上65歳未満</option>
<option value="5">65歳以上(高年齢求職者給付金)</option>
</select>
<p><span style="color: #0000ff;">被保険者だった期間は?</span><br /><select name="Period">
<option value="0">1年未満</option>
<option value="1">1年以上5年未満</option>
<option value="2">5年以上10年未満</option>
<option value="3">10年以上20年未満</option>
<option value="4">20年以上</option>
</select></p>
<p><span style="color: #0000ff;">離職前6ヶ月の賃金総額は?(賞与や退職金含まず)</span><br /><input type="number" name="Salary" /><br /><input type="button" value="計算する" onclick="Calc()" /></p>
</form>
</body>
</html>